第4次自主行動計画
【 段ボールに関する第4次自主行動計画 】
2021年2月18日に開催された段ボールリサイクル協議会の第34回理事会で「第4次自主行動計画(仮称:容器包装3Rのための自主行動計画2025)」が決定しました。
段ボールリサイクル協議会が加盟する3R推進団体連絡会(容リ法8素材で構成する団体)では、自主行動計画を策定して5年毎に見直しを行い、「事業者が自ら実践する容器包装3Rの取り組み」と「消費者・NPO、自治体・行政など主体間の連携に資するための取り組み」を進めています。現在の第3次自主行動計画(容器包装3Rのための自主行動計画2020)が2020年度で最終年度を迎えることから、第4次自主行動計画の策定作業を進めており、段ボールについての第4次自主行動計画が決定しました。
内容は次の通りで、数値等は第3次計画の目標を据え置いています。
[1]3Rの推進目標
段ボールの3Rを推進するために、目標年次を2025年とした以下の取り組みを実施します。また、取り組みの結果については毎年度検証して公表します。
(1)リデュース
段ボールの製造・利用事業者の努力によりさらに使用材料の薄物化等による軽量化を推進し、㎡あたりの平均重量(g/㎡)を2004年実績比で6.5%軽量化します。
(2)リサイクル
既存のリサイクル機構を活用し、回収率95%以上を維持します。また、消費者の排出を容易にするために、さらに、つぶし易い・たたみ易い段ボールの開発・普及に努めます。
(3)段ボールのリサイクルマークの普及促進
段ボールのリサイクルマークはその段ボールがリサイクル可能であることを示すマークであり、国際段ボール協会(ICCA)で世界共通のマークとして承認されたものであります。段ボールの識別表示は義務化ではなく自主表示となっていますが、当協議会では容器包装リサイクル法の対象外とされるものも含めて、全てのリサイクル可能な段ボールにリサイクルマークを表示することを推進しています。このマークの表示率は自主行動計画を始める前は30%未満でありましたが、第一次自主行動計画で90%を目標とし、製造・利用事業者の努力により2010年に目標を達成し、その後90%以上を維持しています。第4次計画では第2次・第3次計画に引き続き、表示率90%以上を維持します。
[2]主体間の連携に資する取り組み
3R推進団体連絡会と共同で実施する活動とは別に、当協議会として以下の取り組みを実施します。
(1)広報・啓発活動
- 全国各地で行われる展示会・イベント等への参加・協力
- リサイクル関連団体との連携による普及・啓発活動の実施
- 普及・啓発のためのパネル・チラシ・ポスター等の作成
(2)調査・研究活動
- 家庭から排出される段ボールの調査
- 回収された段ボール古紙に含まれる他銘柄品・異物に関する調査